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サドルレザーに関するプチ情報

毎度ご利用いただき誠にありがとうございます。

伊藤登商店の伊藤でございます。

さて今日は栃木レザー社製伊藤登商店定番商品「サドルレザー」の説明をしていきたいと思います。

 


この革の仕上げ方は「染料グレージング仕上げ」で、厚みは3.6mm~4.2mm程度です。
こちらもアウトレット品などは厚みが違う場合があるのでご注意ください。


サドルレザーは植物タンニンで鞣された厚くて硬い革を、馬の鞍に使用していたことから
馬の鞍=サドル、サドルレザーと呼ばれる革になったという話もありますし、
多量の油脂を含ませている多脂革をサドルレザーという話もあります。
かつて自転車のサドルに使われていたことがサドルレザーの名前の由来であると、私は聞いたことがあります。
この自転車のサドル用に使われていた革にグレージング加工をしたところ人気が出てきて、
それからグレージング仕上げしたもの=サドルレザーと呼ばれるきっかけになったそうです。
様々な見解があるとは思いますが、基本的には正しいと思っています。


アイロン加工や薬品での均一な艶感と違い、
このグレージング加工は吟面をガラスの球で磨く摩擦熱で独特の艶感を出しています。
これがこの革の人気の一因だと思っております。


サドルレザーに関しては、2週に分けて説明します!!