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UKブライドルレザーについて

毎度ご利用いただき誠にありがとうございます。

伊藤登商店の伊藤でございます。

ビックサイトでの展示会などがあり、2週間ほどコラムをお休みしていました…
サボっていたわけではないです(;’∀’)

 

今日は弊社定番革UKブライドルレザーについて書いていきたいと思います。

 


タンナー名は「J&F.JBAKER社」です。
日本ではBAKER社と呼ばれることの方が多いですね。

BAKER社はイギリスのデヴォン州のコリトンという町にあります。
ローマ帝国時代にも名前は違えどこのタンナーが存在していたらしく、
驚くことにその時代からほぼ鞣しの方法を変えずに革を作っているそうです。
かつてはイギリス王室の馬具用としても納めていたこともあるそう
そのことを誇らしげに話していた社長さんの顔を今でも覚えています。


弊社のブライドルレザーは馬具用の中でも、手綱用(ハーネス用)として使用するための革として作製されています。
手綱用の革なので途中でブチッと切れることがないように
革の内部まで牛脂や羊脂などの獣脂や魚油や蜜蝋を染み込ませることで革の堅牢性を高めています。


この脂の配合はやはり企業秘密みたいです…
その中まで浸透した脂が蜜蝋などと一緒に染み出て白く浮き出ることを

「ブルーム」というそうです。

さらに弊社のブライドルは一般的なブライドルレザーの厚み3.0㎜前後ではなく、5.0㎜程の厚い革で作られています。
これも手綱用としての目的があり、強度を持たせるため厚い革で作られています。

このBAKER社のブライドル、日本では伊藤登商店しか取り扱いがありません。
ぜひ一度BAKER社の革を使ってみてください。
この革の良さがわかるハズです!!!!!